問題は明らかになるまで解決しない

普通に生活していると、予め準備しておくことは重要だと教えられることが多いです。
高校3年次の受験勉強に備えて進学校では高校1年から真面目に勉強をするし、会社では今後起こりうる問題に対して新人研修で予め対策を施してくれます。

ところが、会社をはじめてからこれまで、予め対策をしてそれが活きたようなことは殆どなかったように思います。

起業する前、一応最低限のスキルとして、プログラミングを学びました。確かに無駄ではありませんでしたが、作るスキルがあったとして、作るべきビジネスに対しての考えの甘さがそれ以前に露呈して苦労しました。
ベンチャーでインターンもしました。ところが自分で始めた会社で、インターンでの体験を活かすような場面にはなかなか出会いませんでした。

もちろん完全に無駄だったわけではないですが、もし仮に今後成功したとして、それらが主な成功要因になるかといえば、絶対そんなことはないと思います。

そしてもう一つ、そもそも問題に直面しないこと、問題を起こさないことは、一見とても優れたことのように見えます。しかし、もしそれらが事前に回避できたとして、なぜその”事前の回避”ができてしまうのでしょうか?
それは事前に回避できることしかやってないだけで、それはどこかの誰かが残してくれた前例を踏んでいるだけなので、今度はスタートアップとして成功する確率はかなり低くなるでしょう。
確かに真似は大事だけど、それは「完全にコピーしろ」ということではなくて、いくつかを組み合わせたり、少しオリジナリティを加えたりとかだと思います。
真似を組み合わせることは、他の誰かがやっていないことをやることだし、そうすれば絶対予期せぬ問題に直面します。

そもそも、問題は明らかになってしまえばあとは解決するだけです。難しいのは、そこまで辿り着くことです。
目標に向かって進むのは、問題を作ることと同義なように思います。

問題は事前に回避するのではなく、できることを積み重ねて問題に直面することこそがベンチャーにとっての”前進”なのかもしれません。