手段を熟知する

僕に思い付く”最高の移動手段を提供するサービス”は「好きな場所へいつでもどこでも一瞬でテレポーテーションできるサービス」です。ところが、ココ最近で”良い移動手段”として評価されているサービスは、Teslaの電気自動車だったり、Uberだったり、もしくはイーロン・マスクのハイパーループ構想、等々、どれを取ってみても僕のアイディアには到底かないません。楽勝です。どうやら僕は世界一のアイディアマンなのかもしれないです。

実は「最高のアイディア」を思い付くのはとても簡単です。それを一気に難しくするのは、”但し長くとも数年以内に実現できること”という条件をつけた時です。普通、アイディアを考える時は同時に「本当にできるかどうか」「それが本当に必要かどうか」等様々なことをどうしても同時に考えてしまいます。「アイディアをブレスト」するときも、暗黙の了解のようにそういった条件が含まれているからこそ「最高のアイディア」を出すのはとても難しくなってしまいます。

「アイディアより実行力が大事」。
いわゆる”スタートアップ界隈”に属している人ならほぼ全員がこの言葉を聞いたことがあると思います。僕もこれは確かにその通りだと思います。しかし、これは見方を変えれば「より良いアイディアのなかで自分に実行可能なものを選ぶことが大事」とも考えられます。この言葉の難しいところは、”アイディアと実行力は完全に別物”ではなく、”実行力の高い人ほど実行可能な良いアイディアを出す能力が高い”というような、「”実行力の高さ”と”アイディアの質”の関連性」にあるようです。

最高のアイディアを出すためにはその実行の手段を熟知している必要があります。
”熟知”とは、「あのサービスができてるということは、これもできるだろ」みたいな推測ではなく、実際にやってみないとわからない深いところまで理解できていることを指します。UI1つをとっても、ありとあらゆる条件全てを鑑みて構成されるため、実際にやる前に全てを予想することはほぼ不可能に等しいです。

ベテランやシリアルアントレプレナーがより良いアイディアを出す傾向にあるのは、まぐれではありません。経験豊富なため、アイディアを実行するための手段を知っているし、手段を知っているから「より良いのアイディアの中で実現可能なもの」を判断する術を持っています。

なかなか良いアイディア、ヒットするアイディアが出せず苦労する人を数多く見ますが、大事なのは兎に角やり続けること、それによって「手段を熟知する」ことだと思います。それによって、その人達のアイディア(考え)の質も向上していくはずです。

※もう一つ熟知しなければならないものとして「マーケット」も考えましたが、自分を対象にした事業を考えると既にマーケットは熟知していることになります。それでもなかなかヒットサービスが作れないのはなんでだろう?と考えた結果、この記事のような結論に至りました。

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