コミュニケーションを中心に設計する

 

和波さんという Lean Start Up Japanという新規事業立ち上げコンサル(?)を行う団体の方のワークショップを受けてきました。「リーンスタートアップ」という言葉自体はもう2,3年くらい前から日本でも流行り始めていて、起業とか考えた事ある人ならだれでもあの有名な青い書籍は読んだことあるのではないかと思います。

自分自身、起業に興味が出てきた時点であの書籍は手にしていたし、今でも迷う度に教科書的な使い方をしていて、受験期の参考書のように結構ボロボロになってきています。

その一方で、中身が正確に把握できているか、そこに書かれている事を実践できているか、という点に関しては疑問が残るというか明確にNOでした。全然良いプロダクトを作れていないので。

今回受けさせていただいたワークショップは、そのより実践的な取り組み方の説明で、特にそもそもビジネス経験もあまりない無謀なスタートアップでもできるような設計がなされていた様に思います。

書籍に書かれていることを正確に理解し、実践に移すのも、できなくはないけど実情として難しかったり誤解があって、何より「なれない事をして余計に時間が掛かる」はリーンスタートアップの真逆になってますよね。だったら既にできることに着目してできるだけリーンなやり方を取り入れましょう。というのが今回のテーマでした。(多分)

個人的にもかなり悩んでいた事なだけあって、今後もがっつり取り入れて行きたいと思ったので、備忘録も含めこちらで紹介させていただきます。

「とにかくムダを省く」がリーンスタートアップ

これは自分なりの解釈なので、本来のモノとはずれている危険性も十分にあるのでご注意お願いします。
今回のワークショップで”前提”として強調されていたのがこの2つ。
「起業家の思い込みを小分けにして検証しましょう」
「顧客の抱える課題を何より先に把握して、その後にソリューションを考えましょう」

だったのですが、要は「全体への影響度が最も大きいことが後になってわかっても困っちゃうよね」ってことだと思います。
その時に一番大事なのがまずは顧客の抱える課題で、ソリューションを考えた後に課題が違ったことがわかったんじゃ考えたソリューション全部意味なかったね。みたいな”ムダ”を極力なくすのが「リーンスタートアップ」の基本的な概念、というかムダはムダなんだから無いに越したことはないっすよね。

数百万円だけを握りしめて勝負するスタートアップなんて、そのわずかなムダが命取りになったりするのかもしれません。

難しいのは「どうやって」リーンに行うか

「ムダを出来るだけ無くした方がいい」そんなのは当たり前です。それより問題なのは、”どうやって実際にそれを適用するか”ってとこです。今回のワークショップでの焦点も
「リーンスタートアップ素晴らしいよ!」ってことではなく、
「どうやって」リーンにスタートアップするの?
ってとこでした。
・誰にでも出来るわかりやすい方法で
・できるだけ低コストでマーケットからのフィードバックを得る
ができれば「顧客の抱える課題を明らかにして思い込みを捨てる」ことができるわけです。

避けては通れない、”マーケットとのコミュニケーション”をまず初めに行う

そこで着目されたのが「マーケットとのコミュニケーション」なようです。

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サービスがリリースされて、顧客からのフィードバックを得るまでの流れを簡単に図にするとこんな感じです。

本当は「⑦使った感想を言う」みたいなのもあるはずなのですが、そもそも課題を捉える時点で間違ってたサービスってランディングページの段階で”これは使わん”って判断されてしまったりします。だとしたら、まず後半の④⑤⑥から開始して、そこから顧客からの学びを活かして仮説とソリューションを固めて実際にサービスを作ってしまえば、
「ランディングページの段階で使われない」
「そもそもニーズが全くない」
状況が防げるわけですね。

勿論「うまく説明できなかっただけでサービスが悪かった訳ではない」可能性とかもあるのですが、だからこそ”どう伝えるか”を先に考えてしまうのが楽なわけです。そして何より現在の環境では「まず顧客にサービスを理解し、解決する課題に共感してもらう」
プロセスは避けては通れません。だったらまずそれを先に固めた方がいろいろ早いですよね。

まず”プレスリリースを作る”という考え方

ここからは蛇足なのですが、この「先にコミュニケーションを意識する」考え方ってどこかで聞いたこと有りました。
こちらの記事なのですが、この考え方は「先にプレスリリースを作る」という方法でamazon様でも実践されてるんですね。
最近思いますが、単純に”新規事業”を生み出す能力だけで言ってしまえばベンチャーなんかよりgoogle,amazon日本だったらlineのほうが全然うまくやっています。ベンチャーの存在意義って多分スピード感や新規性以外のところにあるんだろうなと思わされます。

プロダクトがダメなことがわかるからこそやるべき

この方法、ワークショップで数時間起業家だけで試しただけでもいろんな事がわかります。というか言語化をすればするほど自分のプロダクト全然アカンなーと思わされてきます。でもそれ自体は悪いことじゃなくて、そもそも起業なんて大半は失敗する、と言われている世界なので、アカンと思ったらすぐに変えるなり何かしらのアクションを取ればよいだけの話。

ついつい否定されるのが怖くて”いいからサービスをつくろう”ってなってしまうのですが、この”最短で失敗できる方法”はこれから重宝していこうと思います。

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