”良いプレゼンテーション”の条件

この歳になっても”人生初の体験”はちょこちょこあるようです。

先日DEMODAYにて大勢に向けてプレゼンをしたのですが、人生で始めて「プレゼンの準備に1週間費やす」というあまりない体験をしたので、その期間に学んだこと、考えたことを記しておきます。(※大勢へのプレゼン、という意味ではそれ自体はアイセックで散々やったことでしたが、学生にありがちな甘えで事前に練習するどころか当日3分前にスライドだけできあがる、みたいなことばかりしていました。)

実際のプレゼンも、その後それなりに良い評価をしてくれていた人はいたようなので、まぁ失敗ではなかったかなとは思っています。

昨日シェアオフィスの人たちにシェアした所それなりに好評だったので、調子に乗ってブログにも。

「数学の証明みたいなプレゼン構成」は意味無い、という一番の教訓

僕は今までプレゼンの構成を考える時に、「これを全部言えばとりあえずは正しい!」みたいな事を考えていました。プレゼンでは伝わらないけど、でも後からよく見るとまぁ一応筋の通った事言おうとしてる、というような感じです。当然、それでいくらプレゼンしても中々人には響かないし、そもそも聞いてもらえなかったり、正しいことを言っているはずなのに「よくわからない」と言われます。

なんでだろう、と考えていたのですが、例えば”数学の証明”って口頭で言われたり、文章で読んでもよくわかりません。でも、ちゃんと考えると正しいことを言っています。つまり、「正しいことを言ってもそれが伝わらない」例は実は世の中に結構あります。逆に言えば、人に伝わらなくても自分が間違っているわけでもありません。但し、プレゼンテーションに関しては”聞き手に伝わること”こそが最も重要です。

とにかく、言っていることが正しいかどうかと、聞き手に何が伝わるか、は全くの別問題でした。それより大事なのは、何を覚えていって欲しいか、で、やるべきことはそれに集中して強調することです。

1スライド1メッセージ、しかも聞き手が得する情報を

「1スライド1メッセージ」は聞き慣れた言葉かもしれません。これを徹底すると、スライドに載せるべきことが自ずと明らかになるし、余計なモノをそぎ落としてシンプルにするのもかなり簡単なのでとてもオススメです。というか必須だと思われます。

それに加えて今回かなり気をつけたのが、そのメッセージを「聞き手が得する情報」にすることでした。DEMODAYだったら投資家なので、投資家が聞いて喜びそうなことを言うようにしました。”儲かります”, ”ポテンシャルあります”,”競合を倒します”とかが基本的なことになるのかもしれません。

話し手として観客を見ているとすごくよくわかるのですが、プレゼン中にプレゼンに興味を失ってその後ずっとスマホを眺めてる人は結構います。で、逆に聞いてる時にどういうタイミングでスマホを見始めるかというと、自分に興味のない情報をプレゼンターが喋り始めたときでした。そこで、1スライドでもつまらないことは話してはいけないなと思い、全スライド、何かしら投資家が聞いたら嬉しそうなことを言いました。

大事なプレゼンでは、「1スライド1お得情報」、また徹底してお得さと関係ない情報を削ぎ落とすのが良いのかと思われます。

アニメーションは必要に迫られて使うと良い

アニメーションはもともとキライで、殆ど今まで使っていなかったのですが、今回はメチャクチャ使いました。

何故かと言うと、アニメーションなしだと前後のスライドの関連性がわかりにくかったり、何の話をしているのかがよくわからなくなってしまうポイントがあったからです。

”関連”や”雰囲気?”を伝えるのにアニメーションはとても有効です。僕としては、まずアニメーションなしで作って、スライドの遷移とかでわかりにくいところに最低限のアニメーションを加えていくスタイルがよいのではないかと思います。色んな人に”わかりやすい”と言ってもらえました。

メディアはホントにプレゼンだけで判断するから要注意

ちなみに今回のプレゼンで一番の反省だったのが、”メディアを味方に付けられなかったこと”でした。笑

コチラのtechwaveの記事でディスられていたのですが、「アットウテキ!」と言い過ぎたようですw 

根拠がない、とかは確かに削ぎ落としたのである種意図通りですが、たしかに何がアットウテキなのか説得力がないと意味無いのもとても良くわかります。

そしてそれ以上に重要だなと思ったのが、今回メディアの人はその後の懇親会で1回も声をかけてこなかったことです。

僕としてはそういう細かいことは興味持ってもらえれば後から話せるだろwと思っていたし実際後から色んな人にいろいろ聞いてもらえましたが、メディアの人ってやたら”即レポート”みたいなのを意識するんでプレゼン直後に記事を書き始めるんですね。そうすると、プレゼンで話したことがそのままメディアに乗っかることになります。

プレゼンだけみて物事を判断しようとする人もいる、というのは今回の発見だし、次回への反省でした。

以上です。なんかありきたりなことを並べただけになってしまいました。あと僕もプレゼンは超絶下手くそなので、1か月後には全然違うことを”プレゼンのポイント”として言ってる可能性もあるしまぁ参考にッて感じです。