目標次第で何もかも変わる

以前こんな記事を見かけました。
本田圭佑15歳の挫折―ガンバユースに上がれなかった理由
「今や世界トップレベルのプレイヤーとなった本田も、昔は日本のクラブ内ですらあまり評価を得ていなかった。」といった類の話です。
で、こういった
「今すごい人が実は昔はダメだった」
みたいな話は実はよく起きていることなんです。それはなぜでしょうか?

僕はこの現象の根本的な原因は「それぞれの目標設定の違い」にあると考えています。
この話における目標設定とは、同じ分野でも”いつ”,”何を達成するか”、の違いで、サッカーだったら、「25歳の時点で日本代表になる」とか「18歳でインターハイ優勝する」とかそんな感じのものです。

目標設定が違うと何が変わるのか、わかりやすく、具体的な事例で考えてみましょう。
例えば、twitterのフォロワー数を増やそうと考えているAさんとBさんがいるとします。

この二人は同じ「twitterのフォロワー数」という成果指標だったとしても、
Aさん:2017年12月31日時点で100万フォロワーを達成する!
Bさん:2014年1月31日時点で5000フォロワーを達成する!
という目標設定をしています。(アカウントは0フォロワーからスタート)

二人の目標はペース的にはどちらも結構大変です。大変だし、どちらの数値も一般人に比べればとても多いフォロワー数と言えるでしょう。
この目標を設定した二人は、まず最初に何をし始めるでしょうか。(僕もSNSマーケティングの専門家ではないので妄想でしかないですが)

・Aさんの目標と同程度のフォロワー数を持っているのはホリエモンとかのような有名人です。ツイートのテクニックや力技では到底いつになっても届きそうにありません。よって目標をどうしても達成したいAさんの取るべき行動は、「自分を磨き有名人になる道を模索する」ことになります。
・その一方でBさんの目標は、ペースこそ大変ですが、「それっぽいツイートを連発しつつ色んな人にフォローとリムーブを繰り返す」とかすればなんとか今からでも5000フォロワーには届きそうです。

するとどうなるか。
2014年1月31日時点でのフォロワー数は、
・人間力を磨いたAさん→全く伸びない(知り合いの100人くらい)
・フォローとリムーブを繰り返したBさん→めっちゃ伸びて5000人を達成
みたいなことになります。そして、ただ観客として見ている周りの人はその時点で
「Bさんのがツイッターのフォロワー獲得において優れている!」
と判断します。お客さんにとっては彼らが何を目指しているか、なんかより”今どうであるか”の方が圧倒的に重要だからです。
その後に関して何が言いたいか想像はつくと思いますが、小手先のテクニックでの限界に達したBさんはその後の成長が鈍化し、その一方で自分の中身を磨き、名をあげていったAさんのフォロワーはある時点で急増を始めます。そして観客はこう言います。
「やっぱりAさんすごかった。」

この二人の違いはなんでしょうか?才能でしょうか?環境でしょうか?初期条件でしょうか?
改めて見てみると、
・二人とも設定した目標を達成するためにとるべき妥当な判断をしている(二人とも頭が良い)
・インターネットの環境は誰でもかなり平等
・初期条件(0フォロワー)も同じ
で、とにかく違うのは「目標設定」だけです。Aさんにとって、小手先でフォロワーを集めることなんてどうでも良かったんです。

上記のツイッターの例は、わかりやすくするためにとても極端な例を出しましたが、
・ガンバのユースにはなれなかったけど”世界のトッププロ”になった本田選手 と
・ガンバのユースでレギュラーになったけどその後”普通のプロ”になったその他の選手
の間にもこれに近い違いがあったんじゃないかと思います。勝手な想像ですが。

インターハイで勝つために”今やるべきこと”と世界でトップになるために”今やるべきこと”は例え高校生だったとしてもそれなりに何か違うはずです。

自分の経験上も、テニスの練習試合で本気で勝ちに行く人(僕)より、練習試合では本番で勝つための実験的な試みをして負ける人のほうが全然伸びていたような記憶があります。大事なところで結果を出すために、常に他のところでも結果を出し続ける必要なんて無いんです。(勿論ただ負けるのが良いわけではありません)

ベンチャーの世界でよく話題になる「Amazonの圧倒的な先行投資」も、今儲けることより10年20年先で圧倒的に勝つことを目標にしているからこその判断なんだと思われます。

スタートアップ界隈でもよく「スタートアップは〜〜をすべき」みたいな話題が登りますが、スタートアップにも様々な目標設定のしかたがあって、2年後に5億でバイアウトすればいい人と10年後にgoogleレベルになりたい人では「今取るべき行動」は全く違うものになるはずです。
世界1位になりたい人は海外サービスのローカライズをやることは妥当だとは思えないけど、数年後に数億円持てばいい人は逆に海外サービスのローカライズこそが正しい戦略になると思います。

投資家や他の起業家からアドバイスを貰う時も、その人持っている目標のレベル感を把握していないと、まったく咬み合わない会話をしてしまうことになります。勿論、様々な視点から様々なアドバイスを貰うことは大事だと思います。でも、目標のレベル感が違うのであればそのアドバイスは完全に無視して良いと思います。本田になりたい人が、高校サッカーでインターハイに行きたい人からアドバイスを貰ったところで、やっていることが根本的に違うんです。

僕自身、この1年全く成果が出せなかったりやり始めたことを途中でやめたことが何度もあったことを思い出して、ココ最近情けない気分になっていました。
ただ、そもそも自分が何を成し遂げたくて起業したのか、本当に気合しかなかった最初の頃に何を考えていたかを改めて考えてみると、この1年の「とにかく小さく試して小さく失敗する」姿勢はそこまで間違えていなくて、むしろ、ブログ炎上後とかに「とにかくさくっと小さい額でもバイアウトしよう」とか考えて作ったプロダクトに感じた違和感は、そもそもそんなことをしたくて起業したわけではないから当然のものだったのかもしれません。
僕が一番やっていけないのは自分に嘘をついてまで目標を変えることで、また自分より低いレベルの目標感を持った人のアドバイスを真に受けるようなことだと思われます。

実験に費やしたこの1年は自分の高い目標があって先行投資で、これからも自信を持ってやり続ければいい。と自分に言い聞かせたいがための自己満足長文エントリ、ご一読ありがとうございました。

スタートアップのアイディアに対する、「なぜ今までそれがなかったか」は大した問題ではない

 スタートアップや新規事業を試みたことのある人なら一度は投資家や上司などから
「なんで今までそれがなかったの?」
と自分のアイディアを詰められたことはあるのではないでしょうか?
 この質問自体はすごく正しくて、その明確な理由(アプリ事業のアイディアに対して、昔はスマホがなかった、等)があること自体は投資家や管理サイドの人を凄く安心させることができます。その一方で、新規事業を考える側としては、
「どのくらいの範囲までなら”スマホがなかった”って言えるの?」とか、
「どのくらいの事なら”面倒くさくてやりきる人がいなかった”って言えるの?」とか
真剣に考えると結構キリがなくて、質問にも明確に答えられないし、なんか悶々としてしまいます。これってそもそも真剣に議論するほど大事な部分なのでしょうか?
 先に答えを言ってしまうと、NOだと思います。スタートアップのアイディアに対する、「なぜ今までそれがなかったか」は大した問題ではありません。もっと大事なのはシンプルに「それが顧客にとって最も良いものであるかどうか」です。

・遅かれ早かれ”競合との戦い”は始まる
・過去のヒットサービスも”後発”が勝ってきた
・シンプルに「一番よいもの」が勝つ
・「なぜ今までそれがなかったか」なんかより、「本当にそれが良いものか」を考えたい

遅かれ早かれ競合との戦いは始まる

 時代の変化に乗じて例えばipadが出た瞬間にipadをコアなバリューとしたサービスを作ったとします。そのサービスは出た当初は騒がれて、結構なスピードで成長していきます。ある程度まで行くと結構有名になってメディア露出が増えます。そうするとそういった独特なサービスでも大手企業で内部の承認が取りやすくなります。そして1~2年くらいたつと、国内での大資本が参入してきてガチンコバトルが始まります。
 アメリカを中心に大ヒットした初期のfacebookもアメリカではほぼ一人勝ち状態目前まで来ます。その一方でドイツや中国で完全に同じようなサービスが出現します。リリース4~5年後でもより広げるためには常に”真似サービス”との戦いが待っています。しかも中国では実際にそれに負けてたりする。(グレート・ファイアウォールの存在のおかげだと思われますが・・・)
 そういったときに大事なのは「今までそれがない理由が説明できる」ことなんかより、”ユーザーにとって最も良いものが作れていること”になるのは当然の話です。

過去のヒットサービスも”後発”が勝ってきた

上記の例で出したfacebookは後発との勝負も有りましたが、先発との勝負にも同様に勝っていました。my spaceやfriend star、そしてgoogleのorcut(?)なんかも確かその事例だったような気がします。他にもdropbox,tumblr,line,等、どれをとっても大して流行ってないだけで、どれも同じマーケットでの先行事例は十分にあるような気がします。後発だろうが先発だろうが、勝たなきゃいけない勝負に勝てる何かがあるチームやサービスが勝つというある種とてもシンプルなゲームですね。

「なぜ今までそれがなかったか」なんかより、「本当にそれが良いものか」を考えたい

ということで大事なのは「それが本当に良いものかどうか」だし、逆にそれを考えると何をやっても先行事例が見つかるんじゃないかというのが最近の仮説です。ついつい「あれはまだない」とか考えてしまいますが、”まだない”とかは相当危険信号で、ベストなのは多分「あるけどまだ不十分」なところに食い込むことだと思われます。

ちなみにこの話のからくりは、「なぜ今までそれがなかったか」を考える代わりに「最も良いもの」を考える必要があるところにあります。どっちも簡単ではないですが、プロダクトを作る側としては「最も良いもの」を考えるほうが圧倒的に意欲が湧くし、とっかかりやすいはず。「なぜ今までそれがなかったか」を考えると世の中の変化ばかり考えて、なんか投資家的になってしまいます。
 これは個人的に気をつけたいことですが、投資家と起業家は目指すものはある種同じだったとしてもやっていることは完全に別だと思われます。彼らに言われたことをそのまま考えるのではなく、こっちはこっちで考えるべきことがある、ことは強く意識していきたいところ。

どんなに否定されてもブレない1つの芯をまず作りたい

 大変嬉しいことに様々な経験者からのメンタリングや、周囲の起業家からのアドバイス等、自分のアイディアに対して良質なフィードバックを得る機会がとても恵まれているなーと最近思います。ですが、その一方で、否定的な意見を頂いた時に、その後の対処方法や自分のメンタルを保つためのなにかの必要性を強く感じています。また、アドバイス以外にも、テストでサービスをリリースした時に全然良い結果が出ないことが殆どで、その度にプランを全部変えていたらキリがありません。
 よくよく考えてみると当たり前なのですが、起業家として、ふんどしをシメて新しい1つのサービスに突っ込んでいくにはありとあらゆる否定に耐えうる強い軸のような”何か”がないと難しいようです。

今自分はぶれまくって動けない

最近、何かサービスを考える度に、「テストユーザーが使ってくれない」「コンセプトの時点で拒否される」「いいアイディアが出てきたと思ったら法律による規制に引っかかる」そんな事が続いてなかなか前に動くことができなくなってしまいました。そんな事ばかりが続いていると、新しいアイディアが思い浮かんでも「〜〜だからダメんじゃないか」「これが今までなかった理由がわからないからダメだ」そんなことを自分の頭の中だけで繰り返して全然まえに動くことができません。

ブレずに動ける人はそれが”イケる理由”を主に考える

先日株主であり先輩起業家でもある方にいろいろぐだぐだ相談させてもらったのですが、その方はとにかく何を話しても「〜〜だからいけるんじゃない?」みたいな、とにかく前向きで、そのアイディアが”イケる理由”を徹底して探します。それは多分、僕を励まそうとしていた、とかではなくて本人の思考の性質というか、その方もとにかくいろいろ試して来て、「ベンチャーは人と違うことをやるのが鉄則(イケる)」みたいな考えのもと、本当に兎に角それがたとえ極端なアイディアでも”イケる理由”をまず探す人なんだと思います。実際にそれを探して、それを信じて、動いた結果他とは一線を画す教育サービスを生み出したり、株で儲けたりしてるわけです。

よく考えれば、自分が唯一自信を持って”行動した”と言える「起業した事実」に関しても、”自分が失敗する理由”なんていくらでもあげられる中で、ごくわずかな「自分が成功する理由」に確信があったから、会社を作ったし、何度も諦められるタイミングなんてあったけどそれでも諦めず1年間続けられたんだと思います。
ざっくり言ってしまうと、自分は今までかなり真剣に取り組んだ「テニス」「大学受験」「アイセック」に関して全てスタート地点はかなり下からスタートして、全部逆転して何かしらの人に自慢できる結果を残しています。そういった「逆転してきた経験」が”次もまた逆転できる”と本気で確信できるくらい自信があるから、会社に関しては”なんとかなる”と考えて前に進み続けられる(増資等)ができるんだと思います。

ぶれまくりで動かない人は”だめな理由”を主に考える

その一方で、起業に興味あるオーラを出しながらベンチャーに就職する人とか、あとNO2に甘んじる人(別に悪いとは全く思わない)等は、アイディアを話すと否定的な意見が多いように感じます。まぁ自分の周りだけかもですが・・・。すぐに出来ない理由をならべて、あたかも合理的に自分が正しいことをしているかのように(というか正しいのかもしれませんが)、「まだ出来ないから、就職した」と言います。

そして、当の自分も、確かに会社は継続しているものの、何故か”1つのサービスに覚悟を決めて突っ込む”ことができていません。というか前回崩壊した写真サービスは途中までイケるつもりだったのですが、マーケットの洗礼を受けガラっと自分の考えが変わってしまい、他に否定的に言われてもブレない”イケる理由”がなくなってしまいました。その後にそんな気持ちで始めたサービスも、何かネガティブなフィードバックがある度に折れて新しいことを始める、ということを繰り返しています。

そもそも”ダメな理由”を考えるメリットはあまりない

もちろんリスクとか失敗可能性を頭に入れておくことは大事だと思います。ただ、その一方で”よくわからない”まま「ダメな理由」を考える意味は殆どないな、って思いました。まず単純に”それがダメであるかどうか”は最終的にマーケットが決める話で、作り手がやることはあくまで予想でしかありません。つまりマーケットに関してはそもそも”考える”ものではなく”検証する”べきなはずです。

出資集めや仲間集めに関しても、「最初からネガティブなフィードバックばかりをしてくる人」って多分どっちかというと僕自身に興味がないというか、初対面の段階でもう”こいつは無い”って決めてるような気がします。そういった人をひっくり返すコストってめちゃくちゃ高そうだし、そうじゃなくてもし1割しかいなくても、自分が確信している”イケる理由”に共感してくれる人を見つけるべきだと思います。

これからは”イケる理由”に集中しようと思う

もちろん、簡単に「誰からなんと言われようと折れない”イケる理由”」が見つかるとは思っていません。これは考え続けることだと思います。ただ、アイディアを考える時に、時間の使い方としては”それがイケる理由”を考えることにとにかく時間を使おうと思います。否定的なものは、決定的で無い限りは無視してもいいのかも。

あと、最近すごく反省しているのが、自分のサービスアイディアに関して否定的になりすぎるあまり、人のアイディアを聞いた時も否定的になっていました。これはコミュニティのレベルを下げる行為で、変な傷の舐め合いにはしたくないですが、人のアイディアにも同様に”イケる理由”に着目した会話を絶対するようにしたいと思います。

この「誰からなんと言われようと折れない”イケる理由”=軸」を作ることが初期の仮説検証ですべきことだし、とにかくそこに着目しながら動き続けることで、変に迷ってしり込みするようなことを無くします。

コミュニケーションを中心に設計する

 

和波さんという Lean Start Up Japanという新規事業立ち上げコンサル(?)を行う団体の方のワークショップを受けてきました。「リーンスタートアップ」という言葉自体はもう2,3年くらい前から日本でも流行り始めていて、起業とか考えた事ある人ならだれでもあの有名な青い書籍は読んだことあるのではないかと思います。

自分自身、起業に興味が出てきた時点であの書籍は手にしていたし、今でも迷う度に教科書的な使い方をしていて、受験期の参考書のように結構ボロボロになってきています。

その一方で、中身が正確に把握できているか、そこに書かれている事を実践できているか、という点に関しては疑問が残るというか明確にNOでした。全然良いプロダクトを作れていないので。

今回受けさせていただいたワークショップは、そのより実践的な取り組み方の説明で、特にそもそもビジネス経験もあまりない無謀なスタートアップでもできるような設計がなされていた様に思います。

書籍に書かれていることを正確に理解し、実践に移すのも、できなくはないけど実情として難しかったり誤解があって、何より「なれない事をして余計に時間が掛かる」はリーンスタートアップの真逆になってますよね。だったら既にできることに着目してできるだけリーンなやり方を取り入れましょう。というのが今回のテーマでした。(多分)

個人的にもかなり悩んでいた事なだけあって、今後もがっつり取り入れて行きたいと思ったので、備忘録も含めこちらで紹介させていただきます。

「とにかくムダを省く」がリーンスタートアップ

これは自分なりの解釈なので、本来のモノとはずれている危険性も十分にあるのでご注意お願いします。
今回のワークショップで”前提”として強調されていたのがこの2つ。
「起業家の思い込みを小分けにして検証しましょう」
「顧客の抱える課題を何より先に把握して、その後にソリューションを考えましょう」

だったのですが、要は「全体への影響度が最も大きいことが後になってわかっても困っちゃうよね」ってことだと思います。
その時に一番大事なのがまずは顧客の抱える課題で、ソリューションを考えた後に課題が違ったことがわかったんじゃ考えたソリューション全部意味なかったね。みたいな”ムダ”を極力なくすのが「リーンスタートアップ」の基本的な概念、というかムダはムダなんだから無いに越したことはないっすよね。

数百万円だけを握りしめて勝負するスタートアップなんて、そのわずかなムダが命取りになったりするのかもしれません。

難しいのは「どうやって」リーンに行うか

「ムダを出来るだけ無くした方がいい」そんなのは当たり前です。それより問題なのは、”どうやって実際にそれを適用するか”ってとこです。今回のワークショップでの焦点も
「リーンスタートアップ素晴らしいよ!」ってことではなく、
「どうやって」リーンにスタートアップするの?
ってとこでした。
・誰にでも出来るわかりやすい方法で
・できるだけ低コストでマーケットからのフィードバックを得る
ができれば「顧客の抱える課題を明らかにして思い込みを捨てる」ことができるわけです。

避けては通れない、”マーケットとのコミュニケーション”をまず初めに行う

そこで着目されたのが「マーケットとのコミュニケーション」なようです。

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サービスがリリースされて、顧客からのフィードバックを得るまでの流れを簡単に図にするとこんな感じです。

本当は「⑦使った感想を言う」みたいなのもあるはずなのですが、そもそも課題を捉える時点で間違ってたサービスってランディングページの段階で”これは使わん”って判断されてしまったりします。だとしたら、まず後半の④⑤⑥から開始して、そこから顧客からの学びを活かして仮説とソリューションを固めて実際にサービスを作ってしまえば、
「ランディングページの段階で使われない」
「そもそもニーズが全くない」
状況が防げるわけですね。

勿論「うまく説明できなかっただけでサービスが悪かった訳ではない」可能性とかもあるのですが、だからこそ”どう伝えるか”を先に考えてしまうのが楽なわけです。そして何より現在の環境では「まず顧客にサービスを理解し、解決する課題に共感してもらう」
プロセスは避けては通れません。だったらまずそれを先に固めた方がいろいろ早いですよね。

まず”プレスリリースを作る”という考え方

ここからは蛇足なのですが、この「先にコミュニケーションを意識する」考え方ってどこかで聞いたこと有りました。
こちらの記事なのですが、この考え方は「先にプレスリリースを作る」という方法でamazon様でも実践されてるんですね。
最近思いますが、単純に”新規事業”を生み出す能力だけで言ってしまえばベンチャーなんかよりgoogle,amazon日本だったらlineのほうが全然うまくやっています。ベンチャーの存在意義って多分スピード感や新規性以外のところにあるんだろうなと思わされます。

プロダクトがダメなことがわかるからこそやるべき

この方法、ワークショップで数時間起業家だけで試しただけでもいろんな事がわかります。というか言語化をすればするほど自分のプロダクト全然アカンなーと思わされてきます。でもそれ自体は悪いことじゃなくて、そもそも起業なんて大半は失敗する、と言われている世界なので、アカンと思ったらすぐに変えるなり何かしらのアクションを取ればよいだけの話。

ついつい否定されるのが怖くて”いいからサービスをつくろう”ってなってしまうのですが、この”最短で失敗できる方法”はこれから重宝していこうと思います。

2013年振り返りと2014年の目標

一言では形容し難い,なんとも言えない一年が終わりました。

この1年、ざっくり振り返ると 
会社(株式会社coco)設立→慶應中退→会社(coco)メンバー解散→ブログ炎上→引き篭もり→一瞬就職(他社)→退職→資金調達(coco)→いくつかアプリ作る(全く当たらない)→資金調達(coco)→サービス開発なう
と何かしたようで全く何もすることができず終わってしまい、ただただ悔しいばかりです。
劇的に環境が変わり、何もかも初めてのことばかりで、ありとあらゆる人に迷惑をかけて、ひたすら暗中模索をしていたような感じです。

こんなボロボロな状態でも、助けてくれたり,リスクをとって応援して下さる人がたくさんいて、一刻も早く感謝の気持を伝えたいけど、「ありがとうございます」「頑張ります」以外何も言えない状況のもどかしさ、情けなさをひたすら感じ続ける一年だったし、すでに支援してくれる人の目から僕は詐欺師のように写ってももはや何も言い返せないような状態です。

今年の評価点としては
「一歩を踏み出せたこと」
「支援してくれる人が見つかったこと」
の2点に限ります。
ただどちらも僕の実力とかなんにも関係なく、家族の理解が最強だったり、運良く支援してくれる投資家様がいたり、飲みや焼き肉で励ましてくれる友人がいたり、運や環境がなければなに1つすることはできませんでした。

今年の主な反省点としては
「人に迷惑をかけっぱなしで放置しまくったこと」
「一歩目を踏み出した後その先にまったく進めなかったこと」
「自分のダメなところと上手く向き合えなかったこと」
「自律しきれず、ぐだぐだした時間を過ごすことが多々あったこと」
とかそんな感じです。もっとしっかり考えないといけないですね・・・。
反省点というか、自分のダメなところに関しては振り返るのも嫌になるくらいたくさんあることを,身にしみて感じました。

学びとか成長とかに関しても、確かに会社に関する知識はこの1年で劇的に増えたと思います。一年前は正直株とか会計とかまったくわかりませんでした。(今も中途半端な知識と理解しかないですが・・・)
その一方で事業作りやチーム作り等、より重要で、単純に「知ってる・知ってない」では語れない分野に関して得た経験が前向きな学びとなっているか、はまだ確証がありません。結局何も成果がでていないので。

この1年が自分にとってどんな意味を持つ一年であったかは、2014年にわかるはずだと考えています。2014年にどのくらい前向きな成果が出せるか、が2013年に得た学びの総量だと思われます。もし2014年に何もできなかったら、2013年はきっとムダにしていたってことなんだと思います。

今多分日本でトップクラスに失敗に関して寛容なコミュニティにいる分、失敗自体がなにか成果のように思えてしまいそうな時があるけど、決してそんなことはなく、前向きな成果につなげて初めて全て意味があった、といえるはずなので、この1年の自分の時間や様々な方のご支援をムダにしないためにも、2014年は成果に対して死ぬほどストイックでありたいです。

そういう意味で、2014年12月31日には「自分はこんな価値を生み出した」と胸を張って言えるようになっていることが目標です。抽象的ですが,絶対ぶらさないし、ぶらしちゃいけないことだと思っています。アイセックを引退してから2年、「今度は組織に頼らず自分の名前で価値を生む」とどっかの記事にも書いた気がしますが、2014年はなにか自分のなかでその第一段階のタイムリミットなような気がしています。

心構え的なところでは、以下の点を意識していきたいです。
▼個人として
・妄想と思考を区別する
-妄想も完全に悪だとは思いませんが、今自分の頭にあることがしっかり考えた結果なのか、単なる妄想なのか、区別しないと痛い目に会うことを痛感しました。妄想は人には伝わらないし、間違えた時の学びの質も多分低いので、仮に妄想が浮かんだとしても、何らかの形で事実と結びつけてできるだけ論理的に整理していきたいです。

・起業家としての自覚を持つ
-こんな状態で起業家と名乗るのも恥ずかしいとか思っていたのですが、それは単なる逃げな気がしました。人とは違う選択をしたことを自覚して,起業家としてあるべき行動をしていきたいです。(それが何かはまだ考えながらやっていきます。)

・自分の強みを伸ばす
-弱みを変に消して全部を平均的な能力にするより、何か1つでも突出したモノがある人のほうが価値が生みやすいんだろ−なとうっすら感じました。弱みとしっかり向き合って、ごまかしたり隠すのではなく、それを知った上で自分の強みを活かすようにしたいです。(何がイイたいのかよくわからない・・・)

▼会社として
・徹底してプロダクトを磨き上げることに集中する.
-良いプロダクトを持って人を巻き込みカネを呼び良いチームを作り・・・と、とにかく良質なプロダクトを軸とした会社作りをしていきたいです。というかそれ以外勝つ方法がないような気がしています。

・勝負をする
-この1年、変に「誰もやっていないことをやろう」「普通に勝負したら勝てるわけがない」と決めつけて変なことをやってそもそもニーズのないことをやってしまうことが多かったです。この1年でわかったのは、「競合が定義できないものはニーズがない可能性がかなり高い」ということです。すでに誰かがやっていたとしても、そこから逃げるのではなく、それにしっかり向き合ってさらにそれを上回るものを作るよう「勝負」をしていきたいです。

・超短期的な事柄に惑わされず,やるべきことをやる.
-目の前の小さなことばかりに振り回されて中期的な視点を忘れると絶対後で後悔します。

(なんか抽象的だからあとでちゃんと行動に落としこむ!)

年末年始の振り返りとか目標設定とかあんまり意味ないだろ−なとか思っていたのですが、去年はそれをやらずなんかgdgdしてしまった感もありました。こういうのって普段の生活に染みこみすぎてて、やってもなにか+の変化が起きるわけではないけど、やらないと−の変化はあるのかもしれません。

また次の年末を迎えるとき、自分や会社がどうなっているか、とても楽しみです。今年もまた、宜しくお願い致します、