google検索衰退の始まり

”モバイルだとgoogle検索よりfbからのトラフィックの方が大きい”なんて記事も最近どこかで見ましたが、google検索の衰退は間違いなく今進んでいると思います。(google自体はもういろんな先行投資しまくってるしスマホOSも握ってるしまだまだこれからもっとすごくなりそうですが・・・)

そう感じる理由の一つに、”キュレーションメディアの盛り上がり”があります。

キュレーションメディアの登場によって僕達の情報収集経路には大きな変化が起きました。

例えば今度のデートで行く店を探すときであれば、
キュレーションメディア以前:ぐぐりまくる→まとめる,考える→結論を出す(行き先を決める)
キュレーションメディア以降:一回検索する→まとまっててわかりやすい結論が見つかる(行き先が提示される)
という感じで、「ぐぐりまくる」「まとめる」のプロセスがなくなっています。

これは検索行動における様々な分野で成り立っていて、各種ニュースアプリやDeNAのプラットフォームが出来上がれば検索の必要性そのものがなくなりそうなくらいです。

そもそもなぜいままでキュレーションメディアがなかったか(なぜ今なのか)。理由はざっくり以下の3つかと思います。
・Webの情報爆発により、キュレーションするだけで良質な記事が作れるようになり、記事作成単価が落ちた。
・スマホの浸透で、Web全体のトラフィックが激増したことで、Webの市場自体が急拡大した。
・ネット上での単価の高い広告がどの会社でも得られるようになってきた(ネイティブ広告とか)。

あと、最近の”キュレーションメディア”と言われるメディアはあまりキュレーションしてないことも多く、単純に質の高いメディア、ッて感じにもなってきています。

google検索は、webサイトが儲からず、個人の趣味やPR的な使われ方しかしなかった時代に、そのなかからより良い情報を導き出すような手段として発達したように思います。
webサイトが儲かるようになった今、そもそも我々が最初から”どこに行けば良い情報があるか”が見つけられるのであれば検索する必要はありません。

今キュレーションメディア各社はSEO対策に奔走しているようにも見えますが、それよりそもそも検索をすっ飛ばして流入をとりにいくところが勝つんだろうなー

書評:ビジネスモデル全史

一週間ほど前でしたが読みました。”ビジネスモデル”という言葉を仕事で使う人は必読なんじゃないかと思うくらいの良書でした。就活生とかも文理問わずさらっとでも読んだほうがいいです。

パッと見だと、”ただのビジネスモデルまとめ”っぽくて、読むの大変そうだなーとか思っていたのですが、そうではなく物語っぽく編集されているのでかなり読みやすいです。

特徴としては、
・ここ500年分くらいのビジネスモデルの変遷、その背景、等がざっくり時系列で並んでいる
それらのビジネスモデルの”関連や影響”を中心にその変遷が描かれている
って感じです。

これはインターネットでぐぐっただけでは見つかる情報ではありません。なぜなら全部を理解して頭に入れている人でないと、それらの変遷や関連性は説明できないからです。
書いた人すごいなー。

一番印象に残ったのは、iphoneのビジネスモデルに至るまでの話でした。

ざっくり説明すると、
・ジレットの刃の付け替えモデル
・アタリ社(ジョブズが働いていたゲーム会社)のプラットフォーム化の失敗
・任天堂のコンテンツ+プラットフォームの成功

それらの過去の事例を踏まえた上で(そのまま真似したわけではなく、ジョブズを中心としたapple経営陣の様々な思考の上で)、スタートアップをしばしば悩ませるアップルの審査等は存在します。
それまで、わかっているのかわかっていないのかもよくわからない「ユーザー体験を高めるため」くらいでしか解釈していなかった現象も、過去の歴史を踏まえた上でなぜそうするのかを以前よりは深く理解することができました。

他にも、IBMの失敗の話や、なぜオープンイノベーションは「オープン」である方が優れているか、とか、そもそも彼らのビジネスが成り立つまで過去の企業がどんな苦労をしているか、とか盛りだくさんであの分厚い本も結構サラサラ楽しく読めました。


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